TradingViewでは売買戦略(ストラテジー)を作成してバックテスト(過去のシミュレーション結果)を検証することができます。
売買戦略の多くは4本値+出来高(OHLCV)で成り立っており、この数値情報を組み合わせて計算することでどこで買って、どこで売るのかをルール付けています。
今日はそんな売買戦略の検証で重要な、「パラーメータをどうやって変更するのか」をお伝えします。このやり方をマスターすることで、どんなパラメータでどんなバックテスト結果になるのかを誰でも簡単に確認することができます。
大丈夫です。ここまで出てきた単語が何一つわからなくてもできるようになります。この記事は超初心者向けです。割と真面目に4歳児でもできるように書いています。
チャートを開いてみる
まずはストラテジーを開いてみましょう。
TradingViewにアクセスして、チャートの画面を開いてください。TradingViewの開き方は、この「TradingView」をクリックするだけです。
はい。開きました。次に左上の銘柄入力欄に「FXBTCJPY」、その隣の足の長さ欄を「2時間(2h)」にします。キーボードを使って入力してください。
これで準備は完了です。
この画面では、日本の仮想通貨取引所のbitFlyerの、FXBTCJPYという銘柄の、2時間足のチャートを表示しています。
ここまでは大丈夫ですよね?
これは純粋な親切心からの言葉ですが、もしこの段階で脱落するようであればトレードすることは諦めたほうがいいです。マジで。
さて、次のステップです。
ストラテジーを開いてみます。
ストラテジーを開く
画面の下のほうに「pineエディタ(Pine Editor)」という項目があります。これをクリックしましょう。
次に「新規作成(New)」を開き、その中から「ChannelBreakOutStrategy」をクリックします。アルファベット順に並んでいるので少しスクロールすると出てきます。
クリックしましたね?
クリックすると何やら奇怪なアルファベットの塊が出てきます。これがソースコードです。
大丈夫です!この英語を読む必要はありません!目を閉じないでください!
そのまま何も考えずに「チャートへ追加(Add to Chart)」をクリックしてください。
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するとチャート上に売買のポイントがプロットされ、バックテスト結果の損益グラフが出てきます。
おめでとうございます。
これでストラテジーを開くことができました。
パラメータを変更する
ついに最後のステップです。
ストラテジーのパラメータを変更してみます。
ストラテジーの右横にある歯車マークをクリックしてください。
するとなんてことでしょう!
「パラメータ」と書かれた項目が出てきます。
デフォルトでは「5」という数字になっています。
あとはこれを変更するだけです。
試しにパラメータを「1」にしてみましょう。
上下ボタンでも変更できますし、直接「1」と打ち込むことでも変更できます。
こんなバックテスト結果になりました。
大きなドローダウンが発生していますね。これでは使い物にならなさそうです。
では次にパラメータを「30」にしてみましょう。
売買回数がぐっと減り、損益グラフの形もきれいになりました。どうやらこの ChannelBreakOutStrategy では「30」のほうが「1」よりも良いようです。
これでパラメータを変更する基本的なやり方をマスターすることができました。
やり方をまとめます。
まとめ
①チャートを開く
②ストラテジーを開く
③歯車マークを押してパラメータを変更する
以上です。
どうでしたか?とても簡単ですね!
今回は超初心者向けということでパラメータ変更のやり方のみをお伝えしました。ぜひ様々なストラテジーのパラメータを変更して遊んでみてください。
ところで実はパラメータを変更して良い数字を探せばそれだけで儲かるかというとそうではありません。ここら辺の話についてより詳しく知りたい方は、『実力?いいえ、偶然。~相関と因果とカーブフィッティング~』や『インジケーターに聖杯などない』なども参考にしてください。
お疲れさまでした!今日はここまでです。
またTradingView超初心者向けの記事は書いていきます。書いて欲しい記事がありましたらお気軽に要望を投げていただければと思います。
BBBでした。