【超初心者向け】TradingViewでストラテジーを作るための3ステップ

BBBです。

チャートシステムのTradingViewでは、ストラテジーを簡単に作成することができます。誰かが作ったストラテジーを使うにしても、「よくわからないけど儲かるらしい」と思って使うのと、「こういうロジックのストラテジーなんだな」と理解した上で使うのとでは、短期的な成績は同じだったとしても、長期的には成績の差となって現れてくるものである……と私は考えています。
それに使っているストラテジーが理解できたり、オリジナルストラテジーを自分で作ることができたら楽しいですよね!

そこで本日は超初心者の方向けにTradingViewでストラテジーをどうやって作るのかをお伝えしていきます。
実はストラテジー作りにはプログラミングの知識は一切不要です。強いて必要な技能があるとしたら以下の2つぐらいでしょうか。

  • 検索窓を使って検索を行う技能
  • マウスを自在に操ってマウスカーソルを自分が合わせたいところに合わせる技能

この2つが厳しいという方は、はじめてのぱそこん教室などでキーボードとマウスの使い方を勉強してください。ファイト!

また、ここで言う超初心者とは、ストラテジーのソースコードを見たこともなければ、ましてやプログラミングなんて一切やったことがない人のことを指しています。上級者の方にとって面白い内容ではないので、上級者の方は回れ右です。

まずTradingViewってそもそも何?という方は、こちらの記事をご覧ください。

TradingView -いい感じのチャートサービス-

ストラテジーとは?

TradingViewのストラテジーとは、トレードにおける売買戦略、トレードのルールのことを指しています。TradingViewでは売買戦略のことをストラテジー(Strategy)と呼称しています。

TradingView上でストラテジーを書くと、そのストラテジーで過去売買をしたらどういう結果になったのかがわかりやすく描写されます。これをバックテストと言います。
バックテストは過去のデータに対する結果であるため、将来の結果を予測するものにはなりませんが、ひとつの指針として使用することはできます。

実際にTradingViewでストラテジーを書いてバックテスト結果を表示させるとこのような画面が表示されます。

今日は自分の作りたいストラテジーを自分で作るための最初のステップとして、移動平均線を用いた簡単なストラテジーを作ってみましょう。

ステップ1 使えそうな材料を探す

ストラテジー作りをする際に、完全にゼロから行う必要はありません。TradingViewでは公式が出しているストラテジーやTradingView利用者の方が公開しているストラテジーを無料で活用することができます。

移動平均線を用いたストラテジーを作成したいと思ったときにまずやることは、移動平均線についての情報を探すことです。ゼロから作るのはストラテジー作りに習熟してからで構いません。まずは模倣から始めましょう。

最初にTradingViewのチャート画面上で「インジケーター」と書いてある項目をクリックします。

するとインジケーターの検索画面が立ち上がります。ここで「移動平均線」と検索してください。
「MA Cross(移動平均線の交差)」という項目が出てきます。これをクリックしましょう。
ここで見たい指標を検索すれば基本的なものは大抵出てきます。

クリックすると、赤線・緑線・青点の3つがチャート上に表示されます。

ここまででステップ1は完了です。次はこの材料を元にストラテジーを作っていきます。

ステップ2 ソースコードを見てみる

次に表示された移動平均線のソースコードを見てみます。
画面左上の「MA Cross」と書かれたものにマウスカーソルを合わせます。

するとこのようなポップアップが表示されるので、{ }をクリックします。

クリックして表示されたものがチャート上にある緑線・赤線・青点のソースコードです。

//@version=4
study(title="MA Cross", overlay=true, resolution="")
short = sma(close, 9)
long = sma(close, 21)
plot(short, color = color.red)
plot(long, color = color.green)
plot(cross(short, long) ? short : na, style = plot.style_cross, linewidth = 4)

大丈夫です!ソースコードは怖くありません!
ここまでの操作について来れている方であれば問題なく理解できるものです。

ソースコード上の文字にマウスカーソルを乗せてみましょう。たとえば「sma」と書いてあるものの上に乗せてみます。

「sma関数はxの最後のy値の合計をyで割った移動平均線を返します」

と書いてあります。
smaが移動平均線を計算させるための関数であることがなんとなくわかるのではないでしょうか。こんな調子でひとつひとつにカーソルを合わせていけば、プログラミングがまったくわからなくてもソースコードを読み解いていくことができます。

一行一行解説を入れたものがこちらになります。

//@version=4

//先頭行に入れる関数。studyかstrategyを入れる
study(title="MA Cross", overlay=true, resolution="")

//shortという状態を、過去9本のローソク足の終値の単純移動平均線として定義する
short = sma(close, 9)

//longという状態を、過去21本のローソク足の終値の単純移動平均線として定義する
long = sma(close, 21)

//shortを赤い線で描く
plot(short, color = color.red)

//longを緑の線で描く
plot(long, color = color.green)

//shortとlongが交差したポイントに×印をつける
plot(cross(short, long) ? short : na, style = plot.style_cross, linewidth = 4)

どうでしょうか。日本語で見ると全然難しいことは書いてないですね!
この日本語はソースコードの文字にひとつひとつカーソルを合わせて表示された説明をただ日本語で表示させたものです。つまりこの日本語を読んで意味が理解できているということは、ソースコードが読めることとイコールです。

ソースコードを読むなんて無理!という皆さん!
おめでとうございます!
皆さんは今この瞬間からTradingViewのプログラミング言語であるpine scriptが読める人として認定されました。

次が最後のステップです。
このソースコードでストラテジーを作ってみましょう。

ステップ3 ストラテジー化してみる

今のソースコードは移動平均線を定義してチャート上に表示させたものです。
どこで売買を行うのか、といった情報がありません。

逆に言えば、ストラテジー化するためにやることは「どこで売買を行うのか」の情報を追加してあげることだけです。ストラテジー化のためのコードを探すときには、ステップ1とステップ2でやったことと同じことを行います。

適当に「strategy」でインジケーター検索を行い、出てきたストラテジーのコードを見て、マウスカーソルを合わせながらどこで売買するのかを指示するコードがどれに当たるのかを考え、それを自分のコードに組み込むだけです。

実際にストラテジー化してみたものがこちらになります。

//@version=4

//先頭行に入れる関数。studyかstrategyを入れる
strategy(title="MA Cross", overlay=true)

//shortという状態を、過去9本のローソク足の終値の単純移動平均線として定義する
short = sma(close, 9)

//longという状態を、過去21本のローソク足の終値の単純移動平均線として定義する
long = sma(close, 21)

//shortを赤い線で描く
plot(short, color = color.red)

//longを緑の線で描く
plot(long, color = color.green)

//shortとlongが交差したポイントに×印をつける
plot(cross(short, long) ? short : na, style = plot.style_cross, linewidth = 4)

//もし緑線が赤線を上回ったら買い注文を出す
if crossover(long,short)
    strategy.entry("long", strategy.long, comment="long")

//もし赤線が緑線を上回ったら売り注文を出す
if crossover(short,long)
    strategy.entry("short", strategy.short, comment="short")

あとはこのソースコードをチャートへ追加するだけです。

完成です!お疲れさまでした。
青点がついているところで、longエントリーとshortエントリーが行われていることが確認でき、バックテスト結果がきちんと表示されています。

ストラテジー作りまとめ

ここまでのストラテジー作りでやったことをおさらいしてみます。

  1. 調べたいワードを決めて検索窓で検索を行う
  2. 表示されたソースコードにカーソルを合わせて意味を理解する
  3. ①②を繰り返してストラテジーを作成する

たったこれだけです。前提となる知識が完全にゼロでもストラテジー作成が出来てしまいました。

ストラテジー作成でやるべきことは、プログラミングの勉強ではありません。必要なのはキーボードとマウスを使えるだけのPCスキルと、日本語を読むスキルだけです。
ぜひご自身でストラテジー作成に挑戦してみてください。

BBBでした。

シェアしていただけると嬉しいです!

 

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