ストラテジー複数運用時の比率の決め方

  1. データ分析

ほーほーほー。サンタです。
メリークリスマス!(挨拶)

前回の記事では複数のアルゴリズム取引(ストラテジー)を組み合わせることの素晴らしさがわかっていただけたと思います。(願望)
皆さんの歓喜の姿が目に浮かびます。

さて、今回は 複数ストラテジーを運用する際、それらの比率を何を基に決めればよいか説明したいと思います。

ストラテジーは動きが似ていない者同士を組み合わせるのが理想です。なぜなら、前回話した通り、似たアルゴリズム同士だとお互いに弱めあったりしにくいからです。それを踏まえて、ポートフォリオの比率の決めるための指標がいくつかあります。5つの代表例を順にご紹介します。

  • 等金額
  • 最小分散
  • シャープレシオ最大化
  • ソルティノレシオ最大化
  • リスクパリティ

等金額

等しい金額を各ストラテジーに配分する方法です。管理が非常にわかりやすいのが特徴です。ただし、リスクを全く考慮していないため、分散効果が上手く働いてくれることを全力で祈る方法です。

最小分散

ばらつき具合を表現できる分散が リスクの指標として頻繁に用いられます。その分散が最小化するように各ストラテジーの比率を決定する方法です。理論上リスクをもっとも抑えることができるのが特徴です。ただし、リターンを全く考慮していないため、収益は小さくなりがちです。

シャープレシオ最大化

収益が確定的である (リスクがない)資産を“無リスク資産”と呼びます。シャープレシオは(ポートフォリオのリターン-無リスク資産)/(ポートフォリオのリスク)で計算できます。つまり、リスクに対するリターンであるシャープレシオを最大化する方法です。理論上リスクに対するリターンが最も良いのが特徴です。

ソルティノレシオ最大化

シャープレシオではリターンが上方に振れる時も下方に振れる時も同様に「リターンの振れ幅」としてリスクを設定していますが、上方に振れるのは望ましいことです。そのため、ソルティノレシオはリターンが上方に振れた時の影響は計算から除外し、下方に振れた時だけをリスクとして設定しています。ダウンサイドリスクに対するリターンを考慮できるのが特徴です。

リスクパリティ

リスクパリティは予測が難しいリターンは考慮せず、各ストラテジーのリスク寄与度が同じになるようにポートフォリオを組むのが特徴です。リーマンショックの際のパフォーマンスが高かったため、関心が高まっています。

どれかが一番最適という訳ではありませんので、この中でお好きなものを選んでください。もちろん上記5つ以外にも多くの方法がありますので、探してみるのもいいでしょう。

まとめ

  • ポートフォリオは動きが似ていない者同士を組み合わせるのが理想。
  • ストラテジーの比率を決めるための指標がたくさんある。
  • どれかの指標が一番最適という訳ではないので、好きなものを選ぶ。

次回は上記の指標を選んだあと、どのようにテストしたらいいのか説明します。

以上、サンタでした。

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某メーカーの研究者。仮想通貨BOTトレーダー兼仮想通貨自動アルゴリズム取引プラットフォーム"はむとれ"&"erizo"バックエンド開発担当者です。最近著作権の問題で改名しました。

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