FTXのQuantZoneを裁量補助ツールとして知識ゼロで活用してみる

仮想通貨取引所に「FTX」というところがあります。トレーダーがトレーダーのために構築した仮想通貨取引所で、各種デリバティブ、オプション、ボラティリティ、レバレッジドトークンなどの面白い商品を提供しているおもちゃ箱のような取引所です。

FTX is a cryptocurrency exchange built by traders, for traders.

https://about.ftx.com/

FTXは豊富な商品の提供だけでなく、ユーザーが自分で取引戦略を構築して実行するための仕組みを用意しています。それが「QuantZone(クオンツゾーン)」です。
今日はQuantZoneを裁量補助ツールとして知識ゼロで活用する方法を書いていきます。

QuantZoneに向いていること

QuantZoneを使うと要するに自動売買が行えます。これだけ見ると、専門知識がある人向けの仕組みのように思えますが、実はQuantZoneが活躍できるのはゴリゴリの自動売買ではありません。APIを介した取引に比べると使える指標が少なくなりますし、売買速度も自前で構築する仕組みには及ばないためです。

ではQuantZoneはあくまでも実践には使えないおもちゃなのかというと、決してそのようなことはありません。以下の2つのシーンでは、APIを介した取引よりもQuantZoneのほうが力を発揮します。

  • 裁量補助ツールとして使う
  • APIを使うほどではない自動売買に使う

このどちらかであれば、自分で構築を行うよりもメリットがあると言えます。

裁量補助ツールとして使う

まず1点目は、裁量補助ツールとして使用する場合です。たとえば以下のようなケースを考えてみます。
「裁量トレードで赤丸で囲ったところでロングポジションを構築したがどこで決済するか迷っている」というシーンです。

ちなみに赤丸のところでロングして+1,000ドル強の含み益を抱えているこのストラテジーは、
はむとれストラテジーから適当に持ってきたものです。

トレンドが発生しているときには、利確する値幅を決めて決済するよりも、トレンドが継続する限りはポジションを持ち続けて、トレンドがなくなりそうなことを見てから決済するほうが利益を伸ばすことができますよね。

つまり「トレンドが続く限りポジションをいい感じに持ち続ける」ことができればよいわけです。そのためには利確ラインを指値で指定するようなやり方ではなく、価格情報その他に応じて動的に決済を行う仕組みが必要になります。
難しそうに聞こえるかもしれませんが、全然難しくありません。この程度であればQuantZoneでサクッと実装できます。

APIを使うほどではない自動売買に使う

2点目はAPIを使うほどではない自動売買に使いたいケースです。
「〇〇という条件で××できれば儲かるよなあ」
というケースを片っ端からQuantZoneに突っ込んで放置するだけ
です。

具体的にはこのtweetにあるようなものです。

tweetで挙げているハッシュレート先物の例以外にも儲かりそうなネタはたくさん思いつきます。過去の暴騰・暴落や事故的な値動きを元にアイディアを考えるだけなので簡単です。ぜひ色々考えてみてください。
(ハッシュレート先物の例はあくまでも例であり、このロジックが発動する可能性は極めて低い)

実際に裁量補助ツールとして実装してみる

では実際に裁量補助の決済ロジックを実装してみましょう。
状況は上の例にあるような「トレンドが続く限りポジションをいい感じに持ち続ける」仕組みです。

どういうときにトレンドがなくなったと判断するのかは難しいところですが、ここではシンプルに現在の価格が直近3日間の安値を下回ったら上昇トレンド終了ということにしましょう。いわゆるダウ理論です。これで急落するか横ばい期間が続くようになったタイミングで勝手に利確されます。

まずはQuantZoneのページを開き、「開始する」をクリックします。

売買ルールをセットする画面が立ち上がるので、項目を埋めていきます。それぞれの条件はこんな感じです。
「〇〇のときに××する」の○○にあたるのがトリガー、××にあたるのが動作です。

ルール名:
「いい感じに決済する」

いい感じに決済するルールなので、そのままの名前にしました。ルール名は何となくアルファベットで書かないといけない気がするものですが、別に日本語でも問題ありません。自分がわかるものをつけましょう。

トリガー

price("BTC-PERP")
<
min_price("BTC-PERP",60*24*3)
[price(“BTC-PERP”)]は、現在のBTC無期限先物の価格という意味です。

[<]は、小なりと呼ばれる記号です。左(上)にあるものが、右(下)にあるものよりも小さいということを意味します。

[min_price(“BTC-PERP”,60*24*3)]は、BTC無期限先物の直近3日間の安値という意味です。min_priceが安値、60*24*3は、3日間分の分数を計算したものです。

動作
持っているすべての買いポジションを決済するという意味です。
成行で投げるようにしていますが、指値形式を指定することも可能です。

とりあえずこれと同じように作成して、「保存して実行する」を押せばもうルールは完成です。あとは勝手に決済されるのを待つだけです。3分ぐらいで済みます。

トリガーをどうやって作成するのか

この例からもわかるように、裁量補助のルールを作るときに難しいのはどうやってトリガーを指定するのかです。トリガーさえ作ることができれば、あとはポチポチとクリックするだけで済みます。

トリガーを作成する際に何をどう書けば良いのかは、トリガー作成の枠にある?マークをクリックして立ち上がる公式ヘルプを見れば大体わかります。

試しにここでトリガーの条件欄を空欄にしてから「1分前のBTC-PERPの現在価格」をクリックしてみましょう。

すると、price(“BTC-PERP”,1)がトリガー欄に表示されます。

数値のみを指定するものでは、現在のバリューとして数値が表示されます。今回の例であるように条件を指定するときには、true(真)かfalse(偽)かが表示されます。
自分が設定したトリガーが合っているかどうか確認したいときには、数値だけを見てみるとすぐに確認ができるのでオススメです。

たとえばmin_price(“BTC-PERP”,60*24*3)は本当に直近3日間の安値になっているか気になるときには、トリガー欄にmin_price(“BTC-PERP”,60*24*3)だけを表示させます。

数値は9,514となっています。この数値が直近3日間の安値と一致しているかどうかはチャートを見ればすぐに確認できます。

このように自分が作りたい条件が決まれば、あとは?マークをクリックして適切なものを探して設定するだけで、裁量補助として使うものであれば大体解決できます。事前知識は一切不要です。QuantZoneを使うにあたり、プログラミングができる必要はありません。日本語が読めればそのまま使えます。

まとめ

  • QuantZoneが活躍するのは、「裁量補助」「APIを介すまでもない自動売買」の2点
  • 簡単なルール作成に知識は不要。誰でもできる
  • トリガー条件を設定するために使う材料は公式のヘルプを見れば大体わかる

以上です。
今回はダウ理論を元にしたシンプルなロジックを例にあげましたが、他にも10分間で10%下落したら決済、ETHが5%下落したらBTCを決済、といったようなシンプルなロジックであれば誰でも数分で作ることが可能です。

ぜひ色々試してみてください。

BBBでした。

シェアしていただけると嬉しいです!

 

【お知らせ】

仮想通貨を自動売買するための仕組み「はむとれ」を無料で配布しています。

● 誰でもカンタンに
● 24時間365日
● オープンソースで無料

を特徴にした仮想通貨の自動売買を行える仕組みです。
どのような売買を行うのかの売買ルールや売買戦略は自分で考えてセットします。

自分の考えるトレードを自動化させるための手段として活用してみてください。永年無料で使用できます。

>無料で使用してみる<

また他の人が作成した売買戦略を活用・参考にしたい場合は、有料コミュニティに参加することで300種類以上の売買戦略が活用できるようになります。